スターオーシャン

SOシリーズを初めて触ったのは、24年前に発売されたSO2だった。
2週前に発売されてた武蔵伝を買ったクラスメイト達が誰も武蔵伝の話をせず、FF8への熱い期待をぶつけ合っている中で
自分はひたすらSO2をプレイしながらタレントリセマラを繰り返し、ミカエルのスピキュールにキレ散らかし、
イセリアクイーンや真ガブにひたすらキレ散らかし、攻略本の画像でいつも死んでるボーマンの姿に涙を流した。

SO3は2以上にやりこんだ。
無数のバグに泣かされながらもバトルコレクションのコンプを目指し続け
対戦モードでさえも自宅で、友人宅で遊び続けた。
errorsの同人にはたいへんお世話になった。
ただ新キャラ追加がクレアでなくアドレーだったのは未だに許してない。

リメイクされたPSP版のSOもちゃんとプレイした。
1周やって十分な気持ちもあったけど、それでも仲間は一通り加えるまで頑張り、
ウェルチでビンタし続けるだけの存在となり、ラスボスの異常な弱さやドーンの扱いに涙を流した。

しかしだ。
SO4がどんなゲームだったかを思い出そうとしても、面白かったという記憶は出てこない。
歪んだ地球が光の中に消える瞬間┗(^o^ )┛や
ムービー見てる間にコントローラーの電源が切れることや
マップ移動する度にディスク交換を要求されたことや
せっかくこれのためにとXBOX360を買ったのにPS3で完全版が出たことはよく覚えているのだが。
クリア後のダンジョンも途中で投げ出してTOVに手を出してたはずだ。

SO5に至っては、まだ6年前のことなのに最早キャラの名前さえ出てこない。
あるのは、いい年した大人達が幼女の奪い合いをしてたような記憶だけだ。
クリアした時点でレビューを書こうとしていたとは思うが
パソコンが死んだことで下書きごとその気力は失われた。

そして2022年。
まさかまさかでSO6が発売となったが、作品の周りを取り巻く現状は非常に厳しい状態に思える。
開発元のトライエースは今年6月期の決算で大幅な減収・赤字転落、債務超過となった。
(参考:https://gamebiz.jp/news/357563)
SO6はシリーズ最後の作品どころか、トライエースの遺作にだってなりかねない。
新卒採用だって始まってないし。

星が死ぬ時、星は超新星を起こして爆発するか、爆発することなく萎んで白色矮星になるという。
はたしてSO6はトライエースという星を超新星へ導くのか、白色矮星へ導くのか。
私は1つの星の終焉を見届けたいと思う。